中学校を真っ二つにし、大切な土地や家を削ってまで、今さら大型道路ですか？

７０年も前に計画された大型道路の事業化の動きが進もうとしています。

練馬区は、大泉学園駅南側地区にタテヨコに交差する大きな２本の道路を、むりやり作ろうとしています。タテは補助１３５号線、ヨコは２３２号線です。小学校、中学校を貫通して、遊び場や畑も潰して、穏やかな暮らしを奪って、です。

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大二中の教育環境と道路計画の両立に答えが出せないまま事実上止まっていたこの計画が、ふたたび大きく動き出したのは2024年暮れ、無理だと思われていた「取組方針」の素案を区が公表したことによります。しかし驚くことにこの素案は、道路を当初計画どおり整備する一方で、大二中の校地は飛び地を含む３か所に分割する、という、それまで10年以上の議論で積み上げられた課題を無視し、あくまで当初引かれた線のとおりに道路を通すという一点に開き直った内容でした（図参照）。さらに、素案についての地域への説明は、短い周知期間で開催されたオープンハウス、そして平日の夜たった1回だけ行われた保護者説明会のみで、地域の合意形成がなされたとは到底言えないものでした。